人間の体は総数60兆個余りの細胞からできているということをご存知の方は多いかもしれません。
しかし、ガン細胞は、私たちの体の中で1日数千個は”生まれては消えている”、と言われていることをご存知でしたでしょうか?
(1960年にノーベル賞を受賞した免疫学者 フランク・バーネットは「人間の体内では、総数約60億個の細胞のうち、毎日約1千億個の細胞が分裂し、新陳代謝している。そのうち、3千から5千個の細胞がガン化している。しかし体内にある免疫細胞がガン細胞を殺しているから、健康な人には腫瘍が生じない」という説を発表しました。)
ウイルスや細菌などの病気(感染症)の場合、それらは人体にとって「異物」なので、その異物を完全に排除できれば、少なくとも病気の原因は消滅させられます。
ところが、ガン細胞は私たちの体の細胞の一部で、体の正常な細胞がもつ遺伝子に異常が生じたために生み出された「変種の細胞」です。
これらの誤ってできたガン細胞は、通常は、自分の免疫の力で消してくれます。
問題は、免疫力が弱まっている時です。がん細胞が
”生まれては消えている”→”生まれては、消しきれない”
になってしまうのです。
ただ、1個や1,000個といった程度では自覚症状も発見もできず、レントゲンやCT、超音波検査で発見できるレベルになるには、1億個だそうです。
これでやっと「早期発見」と言われるらしいですが、この1億個から後は「転移」などの時期もあり、ものすごく早いようです。
それでは期間はどのぐらいかかるのでしょうか?
たった1個を消しきれなかったガン細胞が、細胞分裂等を繰り返して、1億個に到達するまで通常10年ぐらいかかるそうです。
つまり、40歳でガンの早期発見をされる人は、その10年前、つまり30歳のときにガン細胞を消しきれずに残してしまった、という計算になります。
昨日・今日の問題ではなく、10年前に免疫が弱っていた影響が今来ている、ということからも、病気が発見されてから慌てるのではなく、いかに普段の生活習慣が大切にしておくべきか、だと思います。
”クスリ(薬)”は基本的には緊急時に飲むもので、普段毎日飲むものではありません。
”食事”は毎日のものです。
私たちの暮らす現代社会は、喫煙や過度の飲酒、保存料や着色料の多い食事を継続して摂取するといったことや、ストレスが多く、睡眠時間や食事が不規則な生活習慣になりがちで、最近ではメタボリックシンドロームなどという概念も出てきているほどです。
「健康」は、仕事よりもお金よりも何よりも大事なものだと思います。
しかし、現代社会は、自然食品中心だった昔の社会とは明らかに違う(加工食品中心の)社会だということも冷静に認識しなければなりません。
現代社会における、普段の食生活の中に、細胞(DNA)を修復するようなもの、ガンを自殺(アポトーシス)させ、あるいは他殺(ネクローシス)するようなもの等を摂り入れることを考えてみるのも一つの方法なのかもしれません。
「AC-11」「核酸」といった成分についても科学的な根拠があるようです。検討されてみてはいかがでしょうか?