いわゆる”老化”、
人が一番はじめに老いを感じるのは実は視力であるとのことです。
通常老化は徐々に進んでいき、己の老化を何となく感じるものであるが、目の老化(老眼)に関しては、何月何日の何時何十分から目の老化が始まったと言い切れるぐらいであるとのことです。
「目」と言えば、ビルベリー。
ビルベリーはブルーベリーに比べ、ポリフェノールだけでなく、アントシアニンも3〜5倍も多く含んでいます。
ビルベリーエキスには薄暗い中での視力を向上させる作用が報告されています。
この効果を最初に指摘したのは第2次世界大戦中 のイギリス空軍のパイロットといわれています。
彼はブルーベリーのジャムを毎日、大量に摂取することにより夜間飛行・明け方の攻撃で「薄明かりの中で物がよく見えた」と証言し ています。
そしてその後の研究で、その効果の本体はブルーべリーの色素アントシアニンであることが判明しました。
このようにアントシアニンには夜間力の視力を向上さ弱い光での視力をより早く順応させる効果が期待できます。 また、眩しい光にさらされた後の視力回復時間の短縮も報告されています。
ビルベリーは、目に効く”として、欧州では医薬品として扱われているハーブです。もちろん、その効果、効能に関しては、すでに実証されているわけですが、ここで勘違いしてはいけないことは、あくまで「ビルベリー」のことで、「ブルーベリー」のことではありません。
もちろん、ブルーベリーにも、有効成分である「アントシアニン(VMA)」が含まれていますが、実際には、その量も質も、ビルベリーとは格段に違うのです。
このことについては、農林水産省食品総合研究所機能成分研究室の元室長である津志田藤二郎氏も、「たしかに視機能に対する効果を調べたデータはビルベリーのものしかなく日本産のブルーベリーに関しては、ビルベリーに関するデータを基に類推しているに過ぎない。すりかえているともいえます」と、言っています。