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この現実・・・

日本ではこの10年で、年収2千万円以上の高給取りが15万人→22万人へと50%増えた。

と同時に、年収200万円以下の層も814万人→1022万人へと30%近く増えた。

ではその中間にいる層(主にサラリーマン層)は?

日本企業の業績に目を向けると、原料高・材料高にも関わらず、販売価格が上がらない・むしろ下がる状況下にあって、利益率はますます低下し、今まで日本を牽引してきた加工貿易・輸出主導型の商売では世界で戦えなくなってきた。
(工場は日本国内から海外現地生産へというトレンドの中、国内で職を失う人も増えるのかもしれない。)
それに輪をかけて、最大の貿易相手国である米国が、景気減速でそもそも買うことができなくなってきた。

日本企業の今後の業績をどう見るか?

これによって、サラリーマン層の年収が2000万円以上の高給取りへといく人がさらに増えるのか?
それとも職を失う(年収0)可能性の方が高いのか?

過去の日本の成長モデルにいつまでもしがみついて、何もしない・会社の仕事だけで精一杯、という状況のまま放置していていいのだろうか?

ニートの問題は、「日本に仕事が無いから」というよりも、そもそも仕事を「探す気・やる気が無い」というほうが大きい、という見方もある。

今、職に就いているサラリーマンも、給料が上がるよりも下がっていく方向性にあるのを分かってはいても、収入を増やそうという行動については「探す気がない・やる気が無い」という状況のようである。

今から手を打って対策する人とそうでない人では、収入層としても二極化していくのではないだろうか。
少なくとも、同じ結果になるとは思えない。

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2008年9月 3日 01:38に投稿されたエントリーのページです。

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